客观日本

专访:越南前国家主席称撤销核电站计划因居民担忧

2017年12月04日 能源环境
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图为越南前国家主席张晋创接受共同社采访。(共同社)

【共同社胡志明12月2日电】越南前国家主席张晋创(68岁)日前在南部胡志明市接受共同社采访。围绕越南撤销日本获得订单的该国首个核电站建设计划的原因,称“由于世界局势不稳定,民众尤其是规划建设用地的居民变得愈发担忧”,表示背景原因是居民对安全的担忧。这可能是考虑到福岛核事故而作出的发言。

此次为2016年4月张晋创卸任国家主席以来首次接受外国媒体采访。

围绕核电站计划,越南政府去年11月决定撤销时曾解释称原因是财政困难造成资金短缺,认为核电站安全性并无问题。

有关越南与中国对立的南海问题,张晋创强调了基于国际法维护本国权益,寻求和平解决问题的原则。他称“日本与我们的视点非常接近”,期待日方今后也以同样的立场参与。

围绕日本及越南参加的跨太平洋伙伴关系协定(TPP)谈判,张晋创表示,在美国决定退出TPP之后,“日本首相安倍晋三是最早团结起剩下的各国的领导人之一”,认为日本对11国部长达成框架协议贡献很大。

针对日越关系全局,他指出在经济和安保等“所有领域正强有力地发展,确信两国会继续发展深厚的战略伙伴关系”。他还对有效运用日本的高技术和越南丰富的资源等,推进高质量基建、高科技农业和可再生能源等领域的合作表示了期待。

此外,张晋创表示“为完善我们政治系统的组织模型,正从全世界的经验和现实中学习”,基于国际社会动向和国内现状,认为越南共产党和政府有必要实施改革。(完)

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◎住民懸念で原発建設撤回 ベトナム、日本支援で計画 前国家主席が会見

【ホーチミン共同】ベトナムのチュオン・タン・サン前国家主席(68)は2日までに南部ホーチミンで共同通信のインタビューに応じ、日本が受注を決めていたベトナム初の原発建設計画を同国が白紙撤回した理由について「世界情勢の不安定さにより国民、特に建設予定地の住民の心配が大きくなった」と述べ、住民の安全への懸念が背景にあったとの考えを示した。東京電力福島第1原発事故などを念頭に置いた発言とみられる。

2016年4月の国家主席退任後、サン氏が外国メディアのインタビューに応じるのは初めて。

原発計画を巡り、ベトナム政府は昨年11月の白紙撤回決定の際、財政難による資金不足が理由と説明、原発の安全性に問題はないとしていた。

ベトナムが中国と対立する南シナ海問題に関しては、国際法に基づいて自国の権益を守り、平和的な問題解決を求めるとの原則を強調。「日本はわれわれの視点に非常に近い」として、今後も同様の立場で関与することに期待を示した。

日本、ベトナムが参加する環太平洋連携協定(TPP)交渉については、米国が離脱を決めた後に「残る国々をまとめた最初の指導者の一人が安倍晋三首相だった」と述べ、11カ国の閣僚による大筋合意に日本が大きく貢献したとの見方を示した。

日本とベトナムの関係全般については、経済や安全保障など「あらゆる分野で力強く成長している。深い戦略的パートナーシップが発展し続けることを確信する」と指摘。日本の高い技術やベトナムの豊富な資源などを生かし、質の高いインフラの整備やハイテク農業、再生可能エネルギーなどの分野で協力を進めることに期待を表明した。

また「われわれの政治システムの組織モデルを完全なものにするため、世界の経験や現実から学んでいる」と述べ、国際社会の動向や国内の現状を踏まえた、ベトナム共産党や政府の改革が必要との考えを示した。(了)